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アトピーがきっかけで有機農家に【kanade農園レポ①】

アトピーがきっかけで有機農家に【kanade農園レポ①】

皆さん、はじめまして!岐阜県生まれ、熊本県在住26歳、浅見と申します!
九州から何かアトピーに関する情報発信ができないかということで、今回untickleに寄稿することになりました!どうぞ宜しくお願い致します^^
舞台は私が住んでいる熊本の下に位置する鹿児島県。ここにアトピー経験を経て、現在魅力的な活動をされている方がいます。今回、その方を取材できる機会に恵まれましたので、今後三週間に渡ってみなさんへ届けます。この記事で、何かを感じて頂けたら幸いです!
人生初めての取材のお相手は、鹿児島県で有機野菜を栽培している農家のkanadeさん。
自身のアトピーの体験を通じて、全くのゼロから有機農業にチャレンジし、2013年に農家として独立されました。
(初見の方はkanadeさんのブログをチェックしてみて下さい! → 『アトピーから有機農業へ』)
 
ちなみにkanadeさんの農園は、この辺にあります。
鹿児島県姶良市加治木町
( 鹿児島県姶良市加治木町周辺)
 
1.いざkanade農園へ
2014年6月29日(日) 16:00 晴れ
取材スタート。
狭い農道が多く迷いやすいということで、なんと鹿児島空港IC近くのセブンイレブンに迎えに来て下さることに!(なんて有難い・・・!)
コンビニ
取材は始めてなので超緊張モード・・・
 
間もなく無事にkanadeさんと合流し、kanade農園敷地へと向かいます。
車
農家だけあって、愛車は軽トラ!4WDは必須です!(余談ですが、私の車はSUVにも関わらず4WDではありませんので、ヒヤヒヤです。)
見失わないように一生懸命、後についていくこと約15分後・・・
7
無事に5枚(1万平方メートル!)あるうちの1枚に到着しました!
到着するや、さっそく農作業を開始するkanadeさん。
野菜の写真
この日はピーマンの芽かき中でした。写真からでも分かるみずみずしさ!
ちなみにこちらの畑では「ピーマン、枝豆、ナス、オクラ、トウモロコシ、プチトマト、ズッキーニ、キュウリ」を栽培しているそうです。
 
2.本格的にインタビュー開始
この方が今回の主人公、農園主のkanadeさんです!
kanadeさん
一つ一つの苗を丁寧に芽かきしています!
kanadeさん2
「おじゃましま~す」
kanadeさん「はーい、ようこそ~」
せわしなく作業されながらも、暖かく迎え入れてくださいました。
kanadeさん3
落ち着きのある、礼儀正しい方です!
 
3.直球質問
お忙しいので、農作業をして頂きながらの取材です!
kanadeさん
 
「kanadeさん、農業は楽しいですか?」
kanadeさん
「いやぁ、辛いよ(笑)仕事だからね。趣味でやってるわけじゃなくて、生きるためにやってるんだよ。天候だったり、虫だったり、病気だったり、一生懸命育てた野菜たちが価値のあるものにならなかったら…ねぇ」
「そうですよね…(超ド直球の質問ですみません…)」
kanadeさん
「でもね、私の野菜を取り寄せてくださる方から、《kanadeさんの作った野菜だけは、娘は喜んで食べるんですよ!》と、野菜を食べる娘さんの写真付きでメッセージをいただいたときは、本当にうれしかったですね!」
kanadeさん
 
ゼロから有機農業を始めたkanadeさん。
数えきれないほどの苦労の中に、支えとなるお客様からの感謝うかがい知ることができました。
このエピソードを話されているとき、取材を通して一番嬉しそうな声でした。
 
4.kanadeさんの野菜作りに対する5つの想い
1:一物全体

kanadeさん
 
「食べ物はなるべく丸ごと食べるのが体に良いんだよ。例えば野菜でいえば、実、皮、葉、根を全部食べる。もちろん野菜によって実と皮、葉と根とか組み合わせはあるけどね。なぜかというと、それぞれにしか入っていない栄養素があるんだ。だからできる限りそうやって食べて欲しい」
 
2:身土不二
kanadeさん
 
「人間は住んでいるところで、育てられた野菜食べるのが一番いい。考えてみてよ、その土地の土で、気候で育った野菜たちってのは、寒い土地では、食べた人の体を温めるように、暖かい土地では、食べた人の体を冷やすようにできてるんだ、どんな野菜が良いかわかるでしょ?だからこそ、旬なものを食べてほしいって想いがある。これが身土不二の考え方だよ」
 
3:野菜を研究してみたい

kanadeさん
 
「人間に生命力を与える野菜を作りたいね。人間は生き物の命をもらって生きているわけでしょ。じゃぁ、健康で生命力があふれるものを食べた方が、人間の体も生命力あふれるものになるよね。不可能かもしれないけど、雑草だらけのなかで負けずに育ってきた野菜、肥料が少なくて、飢餓感をもって生き抜こうとした野菜ってのは、食べた人に力を与えてくれると思うんだ。でも、収穫量が少なくなっちゃうし、実も小さくなるから農家経営は成り立たないんだけどね。だから研究かな」
 
4:有機へのこだわり
 
「一般的な野菜の作り方は慣行農法といって、農薬と化学肥料を使っているんだ。有機野菜というのは、農薬・化学肥料を使わずに作った野菜であること、かつ二年以上、農薬・化学肥料を使っていない畑で、認証団体の検査をうけて認可された野菜のことを言うんだよ。
 
kanadeさん
 
化学肥料っていうのは栄養注射と一緒。入れればすぐに効く、野菜はすぐ大きくなる。一方で、有機質肥料というものがあって、これはすぐに効くわけじゃなくて、自然と同じように、微生物に分解されて野菜が吸収できる形になって、初めて栄養になる。どっちの肥料で育った野菜が食べたい? 結局、慣行農法だったり、有機農法だったりと消費者が選ぶことで分化していくんだ。
私が言いたいのは、消費者は無農薬という言葉に目が行きがちだけど、化学肥料と有機質肥料の違いにも目を向けて欲しいということなんだよ」
 
5:kanade農園としての想い
「昔と比べたら有機農家は増えているけど、日本の農業の1%にも満たない。近年は割合が増えているようだけど、理由は、有機農業の技術向上・大規模化・機械化による生産性の向上、有機農業への関心・理解の広まりによる流通の拡大で、好きな時に好きなだけ買える環境ができたからだろうな。
 
kanadeさん
 
もっと、有機農家が増えてほしい。有機の価値を理解してくれる消費者が増えて、有機農業でも一般的なサラリーマンのように暮らしていける収入を確保できるようになれば、有機農業をする人も増えると思うんだ。有機野菜はお金持ちだけのものではなくて、たくさんの消費者に届けて、有機の価値を知って欲しい。そのために頑張っているよ。
私は、私の有機野菜に対する想いを消費者に伝えられる生産者になりたいと思っているんだ。同じように作られた野菜でも、生産者の想いを消費者が受け取れば、体に与える影響が変わってくると思う」
 
kanadeさんの情熱、高い志を知ることができました!
 
5.印象的な5つのフレーズ
続いて、会話の中で出てきた印象的なフレーズをご紹介します!
完全に主観で選んでいますが、kanadeさんの人間性を垣間見て頂くことができるかもしれません!
 
その1
「抜いても抜いても、生えてくる雑草・・・人生もそうあるべきだと、感じるよ 《雑草魂》とはよく言ったものだよね(笑)」
kanadeさん
 
間違いないですね。(って自分打たれ弱いけど…(笑))
 
その2
「にんじんから宇宙の真理を知った人がいる。自然と真摯に向き合うと、行き着くところなのかもね」
 
kanadeさん
 
見識の広いkanadeさんと会話をしていると、抽象的で哲学的な話も「なるほどですね!」とすんなり納得できちゃうから不思議です。
 
その3
「畑のバランスを保つために、雑草が生え、虫がいる、それぞれ役目がある」
 
kanadeさん
 
初めて知りました。
例えば、畑に栄養が足りないと、畑の奥底の栄養を表面に持ってくるように根の長い雑草が生え、十分栄養がいきわたると、役目を終えていなくなってしまうそうです。
 
その4
「若い時の食育が大切だと思ってる。実際に自分の育てた野菜が学校給食に出たときは、嬉しかったよ」
 
kanadeさん
 
丹精込めて育てた野菜が学校給食になり、子供たちの毎日の成長に携わることができるというのは、農家冥利に尽きるのではないでしょうか。素敵です!
 
その5
「農家は、毎年一年生だよ…」
 
kanadeさん
 
気象条件によって、毎年毎年、新たな問題が出てくるようです。特に有機農業は、影響を受けやすい。情熱があるからこそ、毎年果敢にチャレンジできるのですね。
 
 
いかがでしたでしょうか。kanadeさんのこと、もっと知りたくなってきたのでは?
次回はそんなkanadeさん自身にフォーカスをあて、アトピーがきっかけで農家を選んだ経緯について詳しくお伝えします。どうぞお楽しみに^^
 
kanadeさん
 
 

untickle 九州特派員

浅見

 
 
 
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