【人材募集】豊富温泉での長期アトピー湯治と仕事を両立したいという方へ

「アトピー村」と呼ばれる北海道の豊富温泉。全国からアトピー当事者がここに療養にやってきます。
地理的には決して気軽に行ける場所ではないのですが、ボロボロになった皮膚と精神を癒やしてくれる豊富温泉は、当事者の方々にとって心強い存在であると言えます。

▶ 参考記事:最後の砦として重度のアトピーに苦しむ人が全国から集まる豊富温泉 http://store.untickle.com/toyotomi-onsen

ところで、豊富温泉で長期湯治をしたい、と思った時にネックとなるのが、「仕事と湯治をどう両立させるか」という点です。あいにく豊富温泉もとい豊富町では、当事者にとって負担の少ない仕事の供給が需要に比べて少なく、結果、長く滞在して湯治をしたくても自分に合う働き口が無くてできないという現状課題があります。

もし前述のように豊富温泉で長期湯治をしながら働き口も探したい、という方がいれば、豊富町の隣町で働きながら湯治をする、という方法を検討しても良いかもしれません。

豊富町の隣町である北海道天塩町では、現在「地域おこし協力隊」のメンバーを募集しています。

天塩町
▶ 北海道 天塩町( てしお ちょう)からグローバルに展開する地域プロデューサー「地域おこし協力隊」募集 https://jp.stanby.com/ats/teshio/jobs/0000001
※-1

【こんな方に向いています】
・仕事への向上心や目標は高いのですが、何分、アトピー症状によって肉体的にも精神的にもダメージを受け、「アトピー症状さえなければ、落ち着いてくれれば、仕事に励みたい」という方

・既に豊富温泉の湯治経験があり、「豊富温泉に行けば症状は、おさまるのは分かっているが・・・」

・夏場に悪化傾向のある方 豊富温泉のある北海道北部は亜寒帯気候で夏季は冷涼、ほとんど25℃を越えるような暑さはありません。(ただし、冬は寒いです)

天塩町▲ 天塩町は地理的には豊富町の下にあります。
天塩町空撮2007▲ 空から見た天塩町の様子。キレイな海に面した小じんまりとした町です。
天塩町河川公園▲ 河川公園。きれいに手入れされています。
天塩川と利尻夕陽▲ 天塩川と利尻島。こんな絶景が見れることも天塩町の魅力の一つ!

この天塩町で働き豊富温泉で湯治をする、という方法は、実は菅原さんという当事者の方の実体験によって有効な方法の一つであると実証されています。今回は、特別に菅原さんからメッセージを頂いたので、ご紹介します。

– 豊富温泉の魅力とは

“豊富温泉は、私のようなアトピーで追い詰められ、絶望の淵にたった方が全国から湯治に訪れてます。ここ3年間で、豊富温泉で湯治をするために近隣地域を含め約30人以上が移住しています。おそらく日本でも稀に見るアトピーの方の人口密度が高い地域なのではないでしょうか。同じ悩みを抱えた人が近くにいて交流することができる。なかなかコレは有りがたいことです。”

– ご自身のアトピー歴について

“幼少よりアトピーを発症、中学~高校では季節的に度々炎症がありましたが、大学入学を機に北海道に行くと症状は緩和。しかし、社会人となってから数年で徐々に症状が悪化し、20代終わりに、激悪化。仕事を一時辞めて豊富温泉にて半月ほど湯治滞在して回復。

その後、約9年間は小康状態がつづいたのですが、30代終わりに、再び激悪化、外用と内服のステロイドで症状を押さえ込んでおりましたが、限界を感じ、仕事を休職し半寝たきりの生活を送ってました。症状は、落ち着かず、いつになったら社会復帰できるのか?不安感と絶望感に襲われていました。”

菅s
▲ 移住前の状態。 ※-2

– 移住をしようと思ったきっかけ

“たまたま東京で行われた豊富温泉移住フォーラムに行くと「結構、同じ悩みを抱えている人がいて、湯治のために移住してる人がいるのか。私も、いっそ移住してみよう」と思いたち、隣町の天塩町で、たまたま地域おこし協力隊というものを募集していたので、即応募し、採用されました。”

– 移住してからどうのような生活を送ったか

“天塩町に移住してからは、豊富温泉までの往復約60kmをほぼ毎日、湯治に通い、移住前は包帯を巻くほどボロボロでドロドロの皮膚が、見違えるように回復していき、現在では町役場で働いています。アトピーのことも忘れるくらいの生活を送れています。”

ちなみに菅原さんが移住したての頃に書いていたブログがあるので、ご興味のある方はぜひ見てみて下さい。
▶ 北釣戦記 http://blog.livedoor.jp/tesioitou175/archives/cat_50051523.html

重度の症状を抱えている時は、体を動かしたり正常な思考をするのがとても難しくなるものですが、そんな中で即決&即行動をされたという点には眼を見張るものがあります。そして不安要素も多いなか、思い切って移住をしてから仕事と湯治の両立をすべく努力し続けた結果、現在の地位を確立できたという菅原さんの生き方は、豊富温泉での長期湯治を考えている方にとって参考になり得るのではないかと思います。

アトピーの為にこれまでの生活をがらっと変えることは不安も多く決して容易ではありませんが、その変化の先にはアトピーを抱えながらも充実した人生があるかもしれません。菅原さんのように豊富温泉での湯治と仕事の両立をしてみたいと言う方は、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。

最後に、今回この記事を書くにあたり、貴重な写真とメッセージをご提供して下さった菅原さんに心より感謝します。

※-1 リンク先(スタンバイ内の紹介ページ)をスクリーンショットしたもの
※-2 ご本人から同意の上で掲載しています。

この記事を書いた人

野村 千代
野村 千代
untickle発起人。生まれつきアトピーで重度の症状により過熟白内障を患い失明状態に。その後も症状の悪化により3度社会生活を中断。2013年に本格的なアトピー改善に取り組むも、情報混乱のせいでなかなか自分に合う対策法が見つからず、苦労したことがきっかけで、untickleを立ち上げる。
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