これまでのアトピービジネスとこれからのアトピービジネス

 

アトピーでお金を儲けようとするなんて!

アトピービジネスが1980年代後半から横行し、多数の犠牲者が発生したことで、私たちは会社の事業としてアトピーネタを扱われることに、漠然と不信の目を向けるようになりました。

医者やNPO法人の方々が「アトピービジネスに気をつけて!絶対に信じちゃだめ!」と声高に世間に呼びかけた事で、犠牲者数は徐々に減りましたが、反対に「アトピーを金儲けの餌にするビジネスなんて・・怪しいし信じられない!」という思いも漠然と強くなっていったように思います。

 

信じられるのは医者とNPO法人

 

アトピーを題材としたビジネスに不信感を抱いても、やはり私たちは救いの手を誰かに求めます。そして、多くの非ステロイド派の人たちにとっての救いはNPO法人の存在だと思います。

何と言ってもアトピー患者の方々が立ち上げた組織なので、信頼できるし、苦しみを共有したり、有益な情報も手に入る。NPO法人のおかげで私たちの多くが救われ、更に政府レベルにも働きかけたりと、私たち一患者からみて本当に有難く心強い存在です。

 

ライフスタイルの多様化による新たな問題

 

日本は長い間景気が低迷していると言われていますが、それでも多くの企業が経済の発展と近代化と国際化に貢献し、それに伴い日本人は色々な生き方を選べるようになりました。そして生きる選択肢の多様化によって、私たちのライフスタイルや個性も多種多様になり、有効だと言われていた方法でも「効かないじゃん!」というケースが増えてきたのだと思います。

 

仕事かアトピーか

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忙しい現代の私たちの殆どは、いくらアトピーがひどくても生活の為に働かなくてはいけません。むしろ、働くのが生きがいだ!という人も沢山いるでしょう。そして現代では、アトピーにとって良くないことを全て排除して仕事にきちんとコミットすることは、実質不可能です。

 

という事は、仕事を続ける以上できる範囲でアトピーを悪化させないように意識して管理するか、ステロイドで抑えるしかありません。

 

今の医者とNPO法人には出来ないこと

 

今後の事は分からないですが、今のところ医者やNPO法人の力だけでは解決出来ていない事があります。それは、「仕事や好きなことをしながら、気軽に、かつ継続してアトピーと向き合える最適な環境作り」です。
通院するには、労力と時間のコストがかかります。一方、日本アトピー協会日本アレルギー友の会といったNPO法人は、オフラインでの相談やコミュニティ活動、情報提供などが主な事業内容ですが、これは自分の中でアトピーのプライオリティが高い人たちのコミュニティである為、「そもそもアトピーに時間も情熱もあまりかけたくない」という人にとってはちょっと敷居が高いと感じてしまいます。

 

必要なのは、乱立した情報の整理と、自分にとって最適な情報に素早くアクセスできるプラットフォーム

 

お医者さんや薬品・化粧品会社や克服した方々のおかげで、ネット上ではアトピーに対する多くのアプローチ法が毎日紹介されています。効果の程度はさておき、母数が増えるのだから、それだけ自分にあった解決法が見つかる可能性も高くなるはず。

 

が、現実はそうではありません。それは私たち選ぶ側の「これは自分が続けられそうか」の判断基準が曖昧で、そして漠然と選んだ治療法に自分のライフスタイルを合わせて制限しようとする事が原因だと考えています。

 

まず自分のライフスタイルや嗜好があって、その中で継続して出来る治療法は何か。」というスタンスでなければ症状が治る前にストレスで精神に影響が出るので、結果治りにくかったり、しばらく経つと再発する事が多いです。

 

ビジネスの力が必要

 

では6のような環境をどうやって作ればいいでしょうか。まずいつでもアクセスできるオンライン上である事。そしてアトピーに今も苦しんでいる私たちとWebサービスを作ってくれるプロの技術者、それからその規模や価値を短期間で最大化してくれる優秀なビジネスマンや投資家の存在が必要です。

これに関わる人全てがモチベーションを維持し、ギブアンドテイクを享受しながら新しい環境を築く為には、法人として取り組むのが現時点では一番やりやすい、と考えています。

 

医者+NPO法人+ビジネスの融合でアトピーの世界に新しい風を

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医者とNPO法人の存在はこれからも私たちにとって必要不可欠です。でもそれだけでは限界があり、もっと大きなイノベーションが必要です。その為には医者、NPO法人、そしてビジネスが連携して初めて可能になると思っています。「アトピーで金を儲ける」ことに議論を重ねても、私たちの環境は変わりません。実際こんなにスマートフォンが普及した今でも、アトピー向けのアプリがほぼ無いというのは非常に残念な事です。

untickleはビジネスとネットの力で、私たちがアトピーの苦しみから開放され、人生をもっと楽しめる世界をつくりたいと思っています。

 

 
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この記事を書いた人

野村 千代
野村 千代
untickle発起人。生まれつきアトピーで重度の症状により過熟白内障を患い失明状態に。その後も症状の悪化により3度社会生活を中断。2013年に本格的なアトピー改善に取り組むも、情報混乱のせいでなかなか自分に合う対策法が見つからず、苦労したことがきっかけで、untickleを立ち上げる。
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