アトピーの私が白内障を併発した時の話

 

今日は、私が実際に経験したアトピーの併発(合併)病について書きたいと思います。

今から約5年前、22歳の頃に、私はアトピーの影響で白内障(はくないしょう)を患ったのですが、発見が遅れ手術に至りました。

 

白内障とは??

eyes

 

“水晶体が灰白色や茶褐色ににごり、物がかすんだりぼやけて見えたりするようになる。”
まさにその通りで私の場合は前者でした。

“水晶体を構成する蛋白質であるクリスタリンが会合することで変性し、黄白色または白色に濁ることにより発症するが、根本的な原因は解明されておらず、水晶体の細胞同士の接着力が弱まったり、水分の通りが悪くなったりして起こるのではないかといわれている。”

なんと、アトピーと同じで白内障も根本的な原因が解明されていないのですね!

※引用:wikipedia

 

第一自覚症状:目が霞む

 

コンタクトをしている方であれば、長時間の着用、またはレンズが汚れていたり、化粧品がレンズに付着したりで、視界が少し霞んで見える、という経験をした事があるかと思います。私の場合目のたんぱく質の分泌量が多く、そういった現象は頻繁に起こっていました。

そして白内障の初期の段階は、まさにそんな感じで、「あれ、なんか視界の一部分が霞んでいるような・・。」という程度のものでした。

当時はほぼ寝たきりの生活で、不眠症だったりもしたので、「最近ちゃんと眠れてないからなぁ。ま、その内治るよね」くらいに考えていたのです。

その時は「白内障」の存在を知らなかったですし、コンタクトのときとほぼ同じ症状だったので、「放置する」以外の選択肢が思いつきませんでした。

 

第二自覚症状:視界がどんどん白くなる

 

次第に治るはずの霞みが消えるどころか徐々に範囲が広がるにつれ、「あれ・・これは何かがおかしい。」と思ったのですが、当時全身にアトピー症状が出ていて寝たきりになっていて、うつ病も併発していたこともあり、目への不安感より顔を人目に見られることへの恐怖感が勝り、すぐ眼科に行くことを決意できませんでした

あの時もしもその場で眼科に行っていたら、手術以外の選択肢もあったのでしょうが・・。

 

第三自覚症状:雲の中にいる気分

sky

 

前述の通り、白内障は通常高齢者の方によく見られる病気です。それが若い人に発症した場合進行が早く、急激に視界が見えなくなっていきます

私の場合は、結局第一自覚症状から約2ヶ月程で日常生活に支障が出て、約4ヶ月目に両目の視力をほぼ全て失いました。本やテレビが見れなくなり、毎日ひたすらラジオを聞いていたのを覚えています。

大学病院で検査を受けた際に、「どうしてこうなるまで放っておいたのか」と驚かれ、最終的に過熟白内障との診断を受け、その場で手術の手続きをする事になったのです。

 

眼内レンズの生活

 

まだ若いからと遠近両用の多焦点眼内レンズを選択したのですが、元々視力が0.3くらいだった私にとって、裸眼で生活できるというのは実に有難いものでした。視力の悪い人がレーシックを受けて生まれ変わるような気分になるのと似た感覚かと思います。

暗めのお店でメニューが読めなかったり、中間距離がみえづらかったり、細かい模様が判別できなかったりと、煩わしく思う瞬間もありますが、そんな生活にも年々慣れていき、今では全くストレスに感じません。

 

※ちなみに「多焦点眼内レンズ」は確かに便利ですが、100万円くらいかかります、これはなんとかしてほしいと個人的に思ってしまう値段です。

 

私のようにアトピー性白内障(はくないしょう)にならない為に

 

「顔にアトピー症状があると、白内障になりやすいから目の周りはあまり触れないように」と言うのは簡単ですが、実際は常日頃意識していられません。

私の場合、「顔を掻いてはだめだ」という意識から、痒い時に顔を叩いていた事が直接の原因でした。そこにうつ病が重なって、気が付くと一日に何時間も叩いていたのです。

私のようにならない為には、顔を掻いてもいいですが、

1:叩かない

2:人差し指で目を強くこすらない

3:2週間以上目のかすみが消えなければ、病院に行く。

という事に注意をした方がいいかと思います。

もちろん冷やしたりする余裕があって、それで効果があるならそれに越した事はないですが・・私にはできませんでした。目は思った以上に繊細で、衝撃に弱いですので、アトピーの犠牲とならないようご注意を!

 

 
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この記事を書いた人

野村 千代
野村 千代
untickle発起人。生まれつきアトピーで重度の症状により過熟白内障を患い失明状態に。その後も症状の悪化により3度社会生活を中断。2013年に本格的なアトピー改善に取り組むも、情報混乱のせいでなかなか自分に合う対策法が見つからず、苦労したことがきっかけで、untickleを立ち上げる。
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