「皮膚科との信頼関係」が、アトピーを抱えながら仕事をする秘訣(柴佳織さん)

ソーシャルメディアコンサルタントの柴佳織(しばかおり)さん

 

 

アトピーを抱えながら仕事をする事の難しさと、その対策

 

 

アトピーライフを送る上で、この両立の難しさに頭を抱えたことのある人は多いかと思います。まだまだ、世間的には「アトピーって皮膚の病気でしょ?仕事に支障なんて出るの?」くらいの認知という現状があります。

少し残念なのですが、まだまだ、このような現状が変わり、周りの人からの理解を得るには時間が必要だと感じている人も多いのではないでしょうか?私、野村もその一人です。

ですので、私たちアトピーの人は、アトピーを抱えながら、仕事と生活を両立していくのに、自分なりの対策を見つけることが必要になります。

また、一般的に、仕事が忙しくなると、それに反比例するように、アトピーケアは疎かになる方が多いと言われています。仕事の時間が調整できれば、ベストなのですが、社内での立場や、同僚との関係などの要素などを考えると、なかなか、日本社会では難しいかもしれません。

では、実際、そのような環境にいる人たちは、どのようにして、アトピーを抱えながら、日々の業務をこなしているのでしょうか。

アンティクルでは、今後、このような問題を向き合い、「アトピーを抱えながら、仕事で活躍している人」を「仕事で活躍するアトピーワーカー」として、今後、読者の皆様にインタビュー記事を紹介していきます!

 

 

第1回ソーシャルメディアコンサルタント「柴佳織(しばかおり)さん」

 

柴さんが執筆中のサイトのプロフィールページ

柴さんが寄稿したサイトのプロフィールよりスクリーンショット

 

今回、私、野村がお話を伺ったのは、ソーシャルメディアコンサルタントの柴佳織さん(以下、柴さん)です。

柴さんは、2012年に独立され、現在、フリーランスのソーシャルメディアコンサルタントとしてご活躍されています。

主な業務は、企業のFacebookページの解析、運用支援など。また、Rexやソーシャルメディアマーケティングラボなどで記事を執筆されています。自ら運用するブログのFacebookページのファンは1万人を超えている、業界でも知る人ぞ知るすごい人です!

参考記事:予算ゼロでも!ファン1万人を集めたFacebookページ お金を使わない集客10の方法

 

柴さんのアトピー歴は、いつからですか?また、これまでアトピーによって仕事に不便さを感じる事はあったでしょうか??

 

アトピー歴は、中学3年の受験期からです。時期によって症状に波があり、軽度の時もあれば、外から見てもわかる程度の時もあります。現在は比較的安定していますが、部分的に症状が出ている状態です。

前職では、ウェブサイトのアクセス解析や報告書の作成、ディレクション等をしていました。仕事は充実していましたが、夜遅くなる日が続いてしまうこともあります。

忙しくなると、睡眠時間が削られるほか、食事も手軽に入手できるコンビニやスーパーのもので済ませるようになりがちでした。そんな生活を続けているうちにアトピーが悪化。。。

でも、でも、数値を扱う仕事をしていたこともあり、頭の中をクリアにしておきたいという思いから、眠くなる薬は飲みたくありませんでした。

アトピーがしんどくても、仕事のある日はなるべく痒み止めの飲み薬を飲まないようにしていました。その時に一番仕事とアトピーの両立に不便さを感じていましたね。

 

 

当時を、振り返ってアトピー悪化の一番の原因は何だったと思いますか?

 

たぶん、睡眠をしっかりとれなかったことではないかと思います。私の場合、食事の偏りよりは、睡眠時間の減少の方が症状に悪影響が出やすいので。

食事に関しては、元々ジャンクフードを食べる習慣が無かったので、忙しい中でもそこまで食事の質を落とすことはありませんでした。

でも、睡眠時間はやはり忙しいと中々コントロールが難しいので、何となく症状悪化の原因は分かっていても上手にコントロールできない現実がありましたね。

ただ、私がこのようなしんどい時期を乗り切れたのは、どんなに忙しくても、月1で皮膚科に通い続けたからだと考えています。仕事とアトピーを両立するために、一番大事にしたのは皮膚科にしっかりと通った事です。

 

仕事中心の生活を送りながら、毎月きちんと皮膚科に通うのは、中々できない事のように思えるのですが・・

 

大事なのは、信頼できる皮膚科医に出会えるかどうかではないでしょうか。

私の場合は、幸い頼れる先生に出会えたので、むしろ心の拠り所となって定期的に通うことが苦ではありませんでした。

忙しいときほど、悪化したときのリカバリーは大変になります。ですから「忙しい人ほど、上手に薬を取り入れてアトピーをコントロールした方がいい」というのが私の考えです。

その為には必ず先生に診断してもらう際には、症状のある部位を見せるだけでなく、生活のリズムやスケジュールなどといった情報をできるだけ沢山共有しています。

新しい薬が出た場合は、効果やどの程度眠くなるかなどの副作用をしっかりフィードバックし、薬の強度や種類を細かく調整してもらっていました。

また、症状が良くなったら、その旨をきちんと伝えてお礼を言うことも大切で、とにかく些細なことでも自分から先生に経過や疑問を伝えることで信頼関係を築く努力をしています。

信頼関係が薄いと、処方された薬に対して「この薬で大丈夫かな?」と思ってしまいがちで、そうした不信感を持ちながら薬を飲むと、きちんと効用が出ないと思うんですね。なので少しでも不安に思っていることはためらわずに先生に伝えるようにしています。

 

 

皮膚科医との信頼関係を築くための、柴さんのコミュニケーションと努力

 

私が、柴さんにお話を伺っていた中で、一番印象に残ったのが、皮膚科医の先生と築く努力でした。とにかく自分から、コミュニケーションを取りに行く姿勢は、柴さんが今のお仕事で大活躍されている秘訣なのだと思います。

やはり、会社組織の中にいると仕事とアトピーを両立させることが中々難しいものですが、柴さんのように信頼できる皮膚科医に出会い、ただ患者として診てもらうだけではなく、お互いに信頼関係を築いていくことで、忙しい日々を乗り切る方法はすごく、私を始め、多くのアトピーの人が見習うべき点だと感じます。

問題は、その信頼できる皮膚科医に出会えるかですが、信頼できる関係を築くにはただ診察を受けるのではなく、先生に自分を知ってもらう努力をすることを意識的に行う事が、私たちが第一に行うべき「アトピー対策」なのではないでしょうか。

 

柴さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。

皆様、次回もお楽しみに!

 

 

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この記事を書いた人

野村 千代
野村 千代
untickle発起人。生まれつきアトピーで重度の症状により過熟白内障を患い失明状態に。その後も症状の悪化により3度社会生活を中断。2013年に本格的なアトピー改善に取り組むも、情報混乱のせいでなかなか自分に合う対策法が見つからず、苦労したことがきっかけで、untickleを立ち上げる。
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